網膜剥離からのレーシック体験談

まさかの網膜剥離… そして、レーシック

結果！
右目　0.03 → 2.0
左目　0.03 → 2.0

あの世界をもう一度体験したい！

私がレーシックを受けようと思ったきっかけは、会社の先輩の『世界が変わるよ。』の一言。朝起きたらメガネをかけなくてもはっきり見える。お風呂でもはっきりみえる…あの世界をもう一度体験したい！

14年間メガネとコンタクトの生活。裸眼で0.03の私は、もう手術を受けたくて受けたくてウズウズ！会社で何人か手術を受けていたからか、あまり不安はなく期待いっぱいで『品川近視クリニック』のホームページから早速無料適性検査の予約を入れました。

その日の夕方に、品川近視クリニックから電話があり適応検査の予約日確認と、もし適正検査で施術可能だった場合、翌日から施術できますよと言われたので適応検査の2日後に予約を入れ、当日はアイメイク禁止、ソフトコンタクトレンズの場合は2週間前からメガネで過ごすようになど注意事項を丁寧に教えてもらって電話を切った。

無料適応検査

2週間前からメガネに切り替え、ついに検査当日☆
ドキドキしながら病院に到着。待合室にはかなりの人が待っていた。（お～こんなにみんな受けるんだぁ。。）と思いながら受付をし、ソファで待つこと数十分。名前をよばれ検査室の中へ…。

広い検査室に入るとまず、眼圧など調べたり裸眼の視力を調べたり検査が続き次の部屋へ移動。いろんな検査を次々と行った。最後の部屋では、近視時よりも早く老眼になる可能性がある事、手術後の入浴禁止、海外旅行や温泉は1ヶ月禁止、スポーツもしばらくできない、術後に出てくる症状などの注意事項の説明を受けた。

失敗って…？

この病院でいう失敗とは、1.0以上にならなかった場合を言うらしい。失明はないとの事で少し安心。

そして、最後に点眼麻酔をし、ペンのようなもので眼球をトントンとつついて角膜圧の検査をした。痛みは無かったけど目をつつかれてちょっとびっくりしてしまった。今まで体験したことの無い検査をたくさんして、なんだか貴重な体験をした気分。約3時間の検査は無事終了。

ま、まさかの衝撃の検査結果

ついに検査結果の発表！医師による眼底検査を受けているとき、何度も左目を調べていた。（なんかあるの？）と思ったけど特別気にもしていなかった私に衝撃の結果が告げられた…

『角膜の厚さなどは特に問題がないのでレーシックは受けられますよ。でも、左の網膜にねぇ小さいけど穴が開いているんだよね』といって写真を見せてくれた。そこには確かに穴が！『網膜剥離って言って網膜に穴が開いてるんだよね、だからこれの治療を先にしないと、レーシックはできないんだよ。どうする？今日やっていく？それとも紹介状書くから他の病院で治療しますか？』

網膜剥離と聞いただけであわわ状態。さらに今日治療していくか？と聞いている…網膜剥離？治療ってナニすんの…？？と頭が回らない私に先生は治療の説明をしてくれた。

『治療は、レーザーで穴を塞ぐだけだからすぐに終わりますよ。あっ値段は、こちらでやると3万、他でやると5～6万位ですね。保険に入っていますか？』
ガーン！保険っていったら健康保険しか入ってない…。入っていませんと答えると『残念…』と先生から返ってきた。ほんとに残念だよ。。とほほ・・・

急な事で混乱しつつも、治療することにし、レーザーで穴を塞いでもらった。コンタクトも付けてもいいし、お風呂も入って大丈夫とのこと。しかし、レーシックは穴がしっかりと塞ぐまで1ヶ月おあずけ（^_^;）でも、穴が小さいうちにわかってよかった～！（^^）！失明したらこわいもんね。
医療保険の大切さを改めて感じ、帰ってから早速資料請求をしてみた。風邪などの軽い病気でさえ、医療費の自己負担はけっこうな金額がかかる。医療費が払えずに借金、なんて絶対にしたくない、と思いつつ資料の到着を待つ。けど、未だに未加入である。ははっ。

念願の手術当日

1ヵ月後、網膜剥離の穴も無事塞がり、ついに手術当日。
受付を済ませ、またもや待合室は満席状態。待っている間、名前が呼ばれ目薬数種類と保護用メガネ（黒と透明タイプを選べる）、プラスチック製の眼帯とそれを留めるテープが渡された。

またしばらくすると5人ずつ位で名前が呼ばれ、一列に並べさせられ奥へと連れて行かれる。うっなんだか怖い。。医師による軽い検査を行った後、一人掛け用ソファが置いてある部屋へ。指定されたソファに座り点眼麻酔をしてもらう。しばらくじっとして順番を待つのみ。そして一人ずつ名前が呼ばれ、看護師さんの後ろをついてゆく…。通りすがりのお医者さんやら看護師さん達が挨拶してくれるのでぼんやりしてよく見えないけど返事を返し奥の部屋へと進んでいく。

フラップ作成

機械の前の椅子に座り、ドキドキしていると角膜にフラップ（ふた）の作成がついに始まった！目の前が真っ白になり何もみえなくなった。目がどこを見ているのかわからなくなり、ものすごい圧がかかる。ちょっと不安になった。それを必死でこらえる。と、すぐ終了～。
たぶん一瞬の出来事だけどなんか怖かった。。ふ～。

エキシマレーザー照射！

終わると、ぼんやりしたまま、また看護師さんについて次の部屋に移動。ついに最後の手術。手術台を前にもうキンチョーはMAX。手術台の上に寝ると先生がやさしく声をかけてくれた。『緑の点をずっと見ててね、絶対動かさないでね～』絶対といわれるとますます緊張する（^_^;）

そして目の前が更にぼんやり。さっき作った角膜のフラップを何かに引っ掛けて横にひっぱったみたい（たぶん）…ひー。そして、言われた通りに緑の点を見つめ手術開始！またもや思ったよりもすごい圧が目にかかり、視点が緑の点から外れそうになる。すると、すかさず『緑の点見たままだよ～。そうだよ～その調子～』と先生の声。これでハッとし不正乱視になるものかとまた緑の点に集中。この繰り返しで無事終了。

コンタクトまだつけてたっけ？

5分もかからないうちに終わり、先生に挨拶し看護師さんに連れられ回復室にて休憩。15分位眼を休め問題がなければそのまま帰宅。もう帰っていいの？って思う位あっさり終了。この時点でもう普通に見えるヽ（^o^）丿裸眼で歩いているヽ（^o^）丿コンタクトまだ着けてるっけ？って位にちゃんと見えます。受付をしてから約3時間で終了。

術後の痛み

帰り道、さっきもらった保護用メガネ（花粉用っぽいメガネ）をかけ電車に乗った。はじめは痛みもなかったのに、だんだん麻酔が切れてきたのか痛くなり始め自宅に着いた頃には痛すぎて目も開けられない。ハードコンタクトしている時にゴミがずーっと入っている感じ。痛い時にさす目薬をつけても痛みは消えず痛くて目が思うように開けられない、ただただじーっとして痛みが治まるのを待つ。

この日はテレビも読書もしてはいけないのだが、したくても痛くて何もできない。私の場合3時間くらいで痛みも治まりあとは普通に生活ができた。寝るときは、渡されたプラスチックの眼帯を装着。自分の顔を見て大爆笑。昆虫にしか見えず、2、3日は頑張ってみたものの耐えられず保護用メガネで寝ることにしてしまった。

十数年振りの爽快な朝

手術の翌朝、目が覚めるとはっきりくっきり見える♪はっきり見えるなんて十数年振りなので、間違えてコンタクトを外そうとしてしまうくらいはっきり見えた。

手術結果にビックリ！

翌日検診に行き、視力はなんと2.0（・o・）初体験★
1週間後検診、3ヶ月後検診の説明を受け帰宅。1週間後検診以降の視力は1.5♪

私の姉も手術を受けたのだが、目が悪すぎてレーシックを受けても視力が低下するかもしれませんと言われていた。半年経った今、先生が言った通り1.0ないみたい…。（…と、いうよりは1.0に落ち着いたのかな）でも、3年間のうち3回まで再施術を受けることができるのでしばらくしたらまた受けてみようと言っていた。幸運な事に角膜は分厚いらしい。（角膜が薄い場合、手術が受けられない場合や再手術ができない場合も）

術後、麻酔が切れた後の痛みは、まったく痛くならない人もいたり、寝るまで痛かったり個人差があるみたい。ハロやグレアといった、誰にでも起こる症状が私にも出たけれど、その他は特に問題なく今に至ります。

1週間アイメイクができないから女性はちょっと抵抗がある人もいるみたいだけど私はやってよかったと心から思うので迷っている人は、まず適応検査を受けてみては？私みたいに何か病気が見つかるかもしれないし、先生に直接質問できるから安心できると思いますよ♪