レーシック失敗と不正乱視の関係

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レーシックに失敗すると不正乱視になる?

レーシック手術の失敗で引き起こる不正乱視の原因

レーシック手術に失敗した場合の後遺症の代表例が、不正乱視であると言われています。

レーシック手術を行って不正手術になる可能性は、大まかに2つのケースが考えられます。
1つは、フラップの作成に失敗してしまった場合、もう1つは手術する角膜とは違うデータを元に手術をしてしまうという場合です。

フラップ作成失敗による不正乱視

フラップとは、眼球の角膜の表面にレーザーで作るふたのようなもので、フラップ作成に失敗するとは、その作成に失敗してしまうことです。

従来のレーシックでは、マイクロケラトームという電動ブレードの往復によってフラップをつくっていましたが、イントラレーシックではレーザーを用いることでより正確なフラップを作ることができるようになりました。

いずれの方法であっても、フラップ作成において重要視されるのは医師の技術です。
確かに信頼できる医師ならばどちらの方法であっても失敗することはまずありません。

異なるデータで手術してしまうことによる不正乱視

手術される角膜とは違うデータを元に手術をするというのは、つまり、眼科が事前の適応検査をいい加減に済ませていたということです。
患者に角膜の異常があることに気づいていないままそのデータで手術を行ってしまうような状況です。

また、コンタクトレンズを着用している人なら、コンタクトレンズ着用していることにより角膜の形が変わっている可能性が高いです。
そこで、しばらくコンタクトレンズの着用をやめて、角膜の癖を本来のものに戻してから適応検査をする必要がありますが、その過程を無視してしまうと違うデータを元に手術してしまうことになります。

不正乱視を未然に防ぐ方法

フラップ作成の失敗にしても、違うデータからの手術にしても、レーシック手術による不正乱視は、ほぼ間違いなく眼科側の技術不足やずさんな体制に原因があります。

不正乱視を治療するために再度レーシック手術を行うことはできますし、多くの場合は保障があるのでそこまでお金はかかりませんが、それでも何度も治療をすることにメリットはありません。

本来、視力を回復するはずのレーシック手術で不正乱視という後遺症が残ってしまうのは本末転倒なことなので、そのようなことにならないよう、手術を受ける病院だけは絶対に信頼のおけるところを選びましょう。