消費者庁による報道の真実

トップページ > レーシックの失敗 > 現在のページ

消費者庁による「レーシック4割に不具合」報道の真実

2013年12月に消費者庁から発表された注意勧告は、レーシック手術に携わる多くの人々を震撼させました。驚くべきことに、レーシック手術を受けた経験者の4割以上もの人々が何らかの健康的不具合を感じているというアンケート回答が得られたのです。

レーシックとは?

レーシックとは、レーザーで角膜の表面にフラップ(ふた)を作成し、光の屈折率を調節することで視力の回復を図る視力矯正法の一種です。非常に即効性の高い術式であり、0.1以下だった視力が術後すぐに1.5にまで向上することもめずらしくありません。

その反面、再生不可能な角膜をレーザーで切削するという荒業を用いるため、下手をすれば失明するのではないかという不穏な噂が常に後を絶ちません。今回の消費者庁の発表はその噂の信憑性を保証するようなものであり、近視や乱視に悩んでいる方の多くがこの報道を見てレーシックに対する警戒感を強めました。

眼科医の反論

しかし、レーシック手術を実施している眼科医の方々は、今回の報道に対して強い憤りを表明しています。

その最大の理由が、マスコミの理不尽な偏向報道です。例えば、レーシック手術を受けて不具合を感じているという方々の意見を見てみると、「漠然と頭が痛い」とか「気分が悪くなることがある」といった曖昧なものばかりであることに気づかされます。これらは社会人なら誰もが日常的に経験する症状であり、レーシック手術との因果関係を科学的に証明する根拠はどこにもありません。

また、レーシック手術は感染症のリスクが高いと主張する意見がネットを中心に広まっていますが、眼科クリニックで実施された症例データを実際に調べてみると、角膜炎などの重度の感染症が報告された例はほぼ皆無です。むしろ、さまざまな細菌が付着している物質を毎日直接目に入れなければならないコンタクトレンズ利用者の方が角膜炎発症のリスクが極めて高いのです。

それにもかかわらず、マスコミは最初からレーシックを危険な手術と決めつけ、不公平でいいがかり的な報道を行っています。これは、国民に真実を伝える義務のある報道関係者にあるまじき行為と言わざるを得ません。しばしば「マスゴミ」などと揶揄されることがあるように、いかにこの国の報道がいい加減であるかを如実に物語っています。

レーシックはNASAや空軍でも採用されている

確かに、人体の一部を切削する以上、100%絶対に事故が起こらないという保証はありません。けれども、レーシックがNASAや空軍でも採用されているほど医学的信頼性の高い視力矯正技術である事実に変わりはありません。

万一、手術中に不測の事態が発生しても、経験を積んだ医師なら迅速に対処することができるため、合併症や失明を避けることができます。治療費の安さばかりを追求せずに、患者自身がレーシックに関する正しい知識を持ち、きちんと設備の整った眼科を選ぶことが何よりも重要です。