オルソケラトロジーとは?|手術をしないで視力回復!
寝るときに装着するだけで視力が改善する可能性がある… そんな便利な視力回復方法があることをご存知でしょうか?
オルソケラトロジーという近視矯正法は、夜間にハードコンタクトレンズを付けて就寝すれば、レンズをはずしても近視や乱視が矯正されたままになるというものです。治療開始直後は、矯正も短時間しか持続しません。しかし、1~2週間毎日就寝時の装着を続けていれば、日中でも視力が矯正されたままとなります。
オルソケラトロジーは、2009年に日本コンタクトレンズ学会がガイドラインを発表し、2012年3月には初めて国内で開発されたレンズが厚生労働省から認可されました。
オルソケラトロジーに向いている方
オルソケラトロジーを利用する方は、コンタクトレンズの使用は煩わしいがレーシックなどの矯正手術は受けたくない、という方が多いです。オルソケラトロジーは、以下のような方に適しています。
1. 日中コンタクトレンズを装着するのが煩わしい方
毎日のコンタクトレンズの着脱は面倒なもの。加えて、ドライアイや花粉症の人はコンタクトレンズの使用に違和感を覚える場合もあります。
2. 老眼になったときに目の屈折率が元に戻って欲しい方
レーシックは角膜を削り屈折率を変える手術のため、老眼が進んでも屈折率は変わりません。そのため、近くを見るのが苦痛になることがあり、読書や手芸などにこだわりたい人はオルソケラトロジーを選ぶ傾向があります。
3. 激しいスポーツを行う方
格闘技や球技は、眼球を強く圧迫することがあります。そうするとコンタクトレンズやレーシックでは眼を傷つける可能性があります。
まだまだ少ないオルソケラトロジー製品
オルソケラトロジーのコンタクトレンズは、現在3社から処方されています。
そのうちの1つ、ユニバーサルビュー社が処方する「ブレスオーコレクト」は東レの開発した素材を使っており、日本人の眼の形状に合わせた設計になっています。欧米で開発されたレンズでは、涙の流れが悪くなったりレンズが角膜にくっついてしまうといった問題が報告されています。
ブレスオーコレクトはこうした問題を解決する他、柔軟性を高め割れにくくなっており、海外製品に比べ酸素の透過性も増しているそうです。
オルソケラトロジーの短所
オルソケラトロジーの短所としては、効果に個人差があることです。必ず視力が矯正されるとは限らないので、まずは試験的に使用してみて効果のほどを確かめる必要があります。
また、オルソケラトロジーにもレンズのケアは必要なので、そうした手間があることも覚えておきましょう。
オルソケラトロジーは将来、さらに開発が進み、短時間のコンタクトの使用で長時間の視力回復効果が実現できる見込みがあるようです。視力回復の方法としては、有望なものの1つと言えるのではないでしょうか。
レーシック手術のクリニックとしてもとても有名な錦糸眼科ですが、オルソケラトロジーも行っています。レーシックに関しても安心の実績がある錦糸眼科ですので、オルソケラトロジーに関しても安心して受けることができます。興味がある方はまずは無料相談して、オルソケラトロジーが自分に合っているかどうか確かめてみてはいかがでしょうか。