ハードコンタクトレンズのメリットとデメリット

トップページ > コンタクトレンズ・メガネ > 現在のページ

ハードコンタクトレンズの4つのメリットと3つのデメリット

コンタクトレンズは、裸眼と同様の佇まいで視力矯正を図れる便利なアイテムです。角膜の表面に直接レンズを装着する分、眼鏡よりもクリアな視界を獲得することができるなどたくさんのメリットがあります。


ハードコンタクトレンズのメリットとデメリット

ハードコンタクトレンズのメリット

素材に着目すると、コンタクトレンズは主に「ハードコンタクトレンズ」と「ソフトコンタクトレンズ」の2種類に分類されます。その名の通り、ハードコンタクトレンズは硬い材質で製造されており、サイズが人間の黒目よりも小さいという特徴があります。角膜との接触面積が狭い分、眼球への負担を最小限に抑えられ、なおかつ視力矯正力が非常にすぐれている点に魅力があります。

また、コンタクトレンズを装着すると眼球への酸素供給が妨げられてしまうという欠点がありますが、最近では酸素透過性を実装したハードコンタクトレンズが増えており、大変好評を博しています。ソフトコンタクトレンズよりも耐久性にすぐれていて経済的にも優しく、しかも取り外しや手入れが簡単なので、ソフトコンタクトレンズからハードコンタクトレンズに切り替える方も少なくありません。

ソフトコンタクトレンズと比べ、目薬に制限が少なく、ケアが簡単なこともメリットとして挙げることができます。

ハードコンタクトレンズのデメリット

しかし、ハードコンタクトレンズにもいくつかのデメリットがあります。その最たる例が異物感です。すでに述べたように、ハードコンタクトレンズは硬さに特徴があり、人によっては角膜に接触させただけで強烈な不快感を抱いてしまう方もいます。レンズがずれたり目にゴミが入ったりしたときには激しく痛むこともあり、慣れるまで時間がかかります。

サイズが小さくて取り外しやすいという長所は、裏を返せば紛失しやすいという欠点でもあります。ハードコンタクトレンズは、スポーツ選手のように激しく動き回る生活をおくっている方には不向きです。それに、角膜への負荷が小さいといえども、まったく眼球に負担がかからないわけではありません。ハードコンタクトレンズを長期間使用し続けていると、目が充血しやすくなったりまぶたの形状が歪んでしまったりして視力障害を引き起こすリスクもあります。

ハードコンタクトレンズを使用する際に大切なことは、メリットとデメリットの両面をしっかり把握しておくことです。便利な視力矯正アイテムといえど、コンタクトレンズは眼球にとって異物であることに変わりはありません。定期的に眼科で検診を受けて、自分の目の状態をチェックしましょう。専門家の指示を仰ぎながら、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズを使い分けて生活することが大事です。