レーシック難民について

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レーシック難民にならないために守らなければいけないこと

インターネットでレーシックに関する情報を検索すると、驚くほどたくさんのネガティブな話題が目につきます。「レーシック手術を受けたら失明した」とか「レーシックのせいで鬱になった」とか批判的なことをブログや掲示板に書き連ねている方が非常に多いのです。

レーシックの失敗

このように、レーシック手術によって身体に何らかの異変が生じてしまったのに然るべき治療を受けられずに苦しんでいる人達を、被災者になぞらえて「レーシック難民」と呼びます。一度切削してしまった角膜は二度と元に戻せません。後遺症が現れれば、一生付き合っていかなければいけません。やり場のない怒りを紛らわすために、レーシック難民の方々はネット上にたくさんの不満をまき散らしています。

レーシックは高確率でレーシック難民になるの?

これからレーシック手術を受けてみようと思っている方にとって、これらの情報は手術を思い止まらせるには十分すぎるほどの威力を持っています。けれども、レーシック難民の方々の言葉を100%真に受けるのは賢明ではありません。もともとインターネットは真実と虚構が入り混じった空間です。根も葉もないデタラメを吹聴して面白がっている人達も少なからず存在しているということを忘れてはいけません。

もちろん、すべての情報が嘘であるわけでもありません。レーシック手術によって後遺症を負ってしまった方々が集まった被害者の会は実際に存在しており、しばしば厚生労働省にレーシック手術の危険性を公表するように呼びかけています。

レーシック難民にならないために

レーシック難民が増え続けている根本的な原因は、レーシック手術のメカニズムそのものではなく、眼科の知識が乏しいクリニックがレーシックを提供している社会構造にあります。レーシック手術は、人体の角膜という非常に繊細な部位を処置する高度な医療活動です。手術中にどんな不測の事態が起きるか分からない以上、経験豊富なプロの眼科医が担当すべきです。

しかし、実際には、専用のエキシマレーザー機器を導入してスタッフがその扱い方さえ身につけていれば、意外なほど容易に営業許可が下りるのです。数年前にも、某クリニックでレーシック手術を受けた患者の10%近くに角膜炎などの感染症が発生したという事件が起きて社会問題になりました。このクリニックでは利益優先の経営が追求されていて、ほとんど手術器具を消毒しないといった信じられないほどずさんな医療活動がまかり通っていたそうです。

私たちはすべての医師が信頼できると思いがちですが、それは大きな誤りです。レーシック難民にならないためにも、各クリニックをしっかり比較検討し、アフターケアの充実している実績豊富な医療機関でレーシックを受けることが大切です。