野球選手・井端弘和氏とレーシック失敗

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野球選手・井端弘和氏は本当にレーシック手術に失敗したのでしょうか?

井端選手は極度の近視だった

野球は日本人にとって国民的なスポーツです。ONと呼ばれた王貞治さん・長嶋茂雄さんは日本の戦後復興の象徴的存在のスター選手であり、日本の歴史を語る上でなくてはならない存在です。現在では、イチローさんやダルビッシュさんといったたくさんの選手がメジャーリーグに挑戦して、日本の野球のレベルの高さを世界にアピールしています。

中日ドラゴンズに所属している井端弘和選手は、俗に「いぶし銀」と呼ばれるベテラン内野手の一人です。どちらかと言えば地味な選手でしたが、2013年のWBC予選で日本を決勝トーナメントに導く大活躍を見せ、知名度は急上昇しました。

実は、井端選手は極度の近視で、数年前からプレーにも深刻な影響が出るようになっていました。そのため、これまで数度に渡ってレーシック手術を受けて視力矯正を図った経緯があります。

レーシックに失敗!?

ところが、術後も井端選手の調子が上がらなかったため、視力が回復するどころか角膜の削り過ぎによって炎症が発生し、ほとんど物が見えなくなるほど目の状態が悪化してしまったのではないかという噂が立つようになりました。インターネットで検索すると、レーシック手術に失敗した有名人の筆頭に井端選手の名前が挙げられているほどです。

井端選手の真実

後に井端選手の記した著書「勝負強さ」はこの話題について言及しており、自分の不調とレーシック手術とは何の関係もなかったことを明らかにしています。確かに井端選手は目を患っていましたが、それは「上皮角膜ヘルペス」というウイルス性の病気でした。一時期引退も考えたほど悩んだそうですが、今では治療が実を結んで無事に快方に向かっているそうです。同時に井端選手は、ろくに取材もせずにレーシック手術の失敗だと決めつけていいかげんな報道を行っていたマスコミに対する強い不快感も表しています。

井端選手の例を見ると、インターネット上に氾濫しているレーシック批判の記事がいかに当てにならない情報であるかお分かりいただけるのではないでしょうか。ネットは不特定多数の人が無責任に書き込める空間であり、信憑性のない情報もまことしやかに出回っているということを意識しなければいけません。

また、ネットの匿名性を利用して、レーシックを疎ましく思っている眼鏡やコンタクトレンズなどの商売敵業者が意図的にレーシックの評判を下げようとしている可能性もあります。俗に「ステマ(ステルスマーケティング)」と呼ばれる商法に振り回されないようにしましょう。